ティータイム

木を植えた男

2015-10-8 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

1977年木材青壮年団体連合会によって、今日、10月8日が『木の日』とされました

「十」と「八」を組み合わせると「木」の字になることから、この日が選ばれたそうです

木造住宅や木の良さを見直すために、提唱されたそうですが、木の日…と言っても

木造住宅を…と言われてしまうと、緑が減って、住宅が建て続けられる事ばかり頭を

よぎってしまって、今ひとつ、引っかかってしまう私です…

 

事実、空き家が増え続けているというのに、年間80万戸ほどの住宅が新築され続け

消費税増税前の駆け込み時などは、99万戸もの新築がつくられたそうです…

空き地や緑豊かだった場所が、いつの間にか造成され、鳥達の囀りが奪われ…

 

ヨーロッパやアメリカでは、住宅のうち70%から90%が中古であるのに対し、日本では

使い捨てという意識が根強く、また、年数が経ってしまうと、建物の評価すらなくなって

しまうため、中古の利用率は10%程度…家の買い替えをしたことがある方は、何でと??

…と思いましたよね…ようやくリフォームする事で価値が生み出されるようになってきて

いるようですが、海外に比べればまだまだの話

住宅を造って販売している業者は多数ありますが、もっとリフォーム技術を競い合って

中古住宅の価値を創造していって欲しいものです

 

木と言えば、直ぐに頭に浮かんできたのが『木を植えた男』…ご存知でしょうか

フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説で、1953年に発表された物語です

主人公である「私」が、人知れず荒野で植樹を続ける男と出会い、男の活動により

森が再生していく様子を回想として記すというお話です

 

1987年には同作を原作として、フレデリック・バックの監督・脚本で同名の短編アニメが

公開されましたが、私は、この短編アニメで彼の作品を知ることになりました。

1987年アカデミー短編アニメ賞受賞、他にも、いくつかの賞を受賞し、1989年には

バックが描き下ろしたイラストを用いた絵本も発表されています

この絵本で知る事になられた方も大勢いるのでは…

 

とても心温まる作品でした 

 

木のぬくもり、緑や森の役割、大切さを理解していきたいものです

 

 

 

 

 

 

 

 

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