昨日、帝国データバンクが出版関連業者の経営動向調査結果を発表しています
ITmedia eBook USERさんが配信されたものを引用させていただきますが…
(参照もと…http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1507/24/news049.html)
それによると、出版業界全体の総売上高において、2013年度と2008年度で
比較したところ、約20%減少。減少率が最も高かったのは出版社、次いで書店経営業者…
紙媒体も扱い、広告代理店をしている弊社としても気になる話…
2013年度の出版関連業者数は2672社で、2008年度から17.6%減少
減少率が高い順に書店経営業者、出版社、出版取次業者とのこと
2013年度に黒字を確認できた出版関連業者の比率は35.6%
2008年度が39.8%だったので微減ではあるけれど、業態別で見ると
最も悪化が著しかったのは出版取次業者、次に書店経営業者、出版社
2008年度と2013年度で利益比較が可能だった1327社を見ると
増益となった企業の割合は44.0%、減益が56%
同 ITmedia eBook USERの記事では、今年の4月8日にもこんな記事が
掲載されていました…
(参照もと…http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1504/08/news141.html)
『帝国データバンクによると、2014年度(2014年4月~2015年3月)に倒産した
出版社は前年度から5割増と大幅に増えた。書籍販売が落ち込む中、昨年4月の
消費税増税で消費者心理が冷え込んだことも追い打ちをかけた』
なんか暗い話になってしまいますが、それでも『増益となった企業の割合が44.0%』
しっかりとある訳だし、又吉さんの芥川賞じゃないけれど、話題だってない訳じゃない…
神保町の本屋街でも喫茶店を併設するところが登場したり、色々と工夫しています
マイナスに受け止めないで、これからの出版業界の進化に注目したいところです
私なんかは、端末で見るのは便利だとは思うけれど、じっくり読みたいときは
やっぱり紙媒体の方が良いし、読んだ後も、良い物は飾っておきたくもなります
出版業界にもどんどん革命児が登場して、新しい風を吹き込んで欲しいものです