「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」
そんな発言が、安倍晋三首相に近い自民党議員の勉強会で出た事は周知ですよね
こともあろうに報道規制を望む非民主的な自由民主党のお話…
自民党の谷垣幹事長は27日、党本部で記者会見し、保守系議員らの勉強会で
報道機関への圧力を求める発言などが出た問題を受け、勉強会代表の
木原稔党青年局長を更迭し、1年間の役職停止処分にしたと発表…
これで安全保障関連法案の国会審議への影響を消し去ろうと言う訳か…
公の立場にある人たちが、公を欺こうとするのはいかがなものか…
一方、グーグルで検索すると過去の犯罪歴が分かるとして、30代の男性が
検索結果の表示の削除を求めた仮処分申請に対し、さいたま地裁が先月
グーグルに削除を命じる仮処分決定を出していたとの報道が…
罪を償って普通の生活に戻ろうとする人への配慮も、同じ報道の自由なのか…
そして、最後にもう1件、神戸連続児童殺傷事件をおこした「酒鬼薔薇聖斗」こと
元少年が手記「絶歌」(太田出版)を被害者の遺族に知らせる事もなく出版…
これも自由か…
巻末では「被害者のご家族の皆様へ」として…
「皆様に無断でこのような本を出版することになったことを、深くお詫び申し上げます」
…と謝罪しているとか。出版の理由を「自分の過去と対峙し、切り結び、それを書くことが
僕に残された唯一の自己救済であり、たったひとつの『生きる道』」と説明しているらしいし
やはり遺族への配慮は受け止められない…
これは出版社の良識のなさを感じるばかりですが…
一言に『語る自由』でくくれる3つ出来事ではないのは誰でも分かる事じゃないんですかね…
良識のある人なら、語る責任のある人は、それを隠してはいけないし
語る事でまじめに生きている人を傷つけたり苦しめるような事は語られるべきではない…
そんな分かりやすい事が分からない人たちが増えている事に
とっても未来の恐ろしさを感じてしまう今日この頃なのでありました…
なんか、おかしくないですかねぇ…
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