1987年の今日6月22日、プロ野球選手の衣笠祥雄さんに国民栄誉賞が贈られました
連続試合出場の記録で『鉄人』と呼ばれるほど様々な苦境に置かれながらも
試合に出続けたことで知られています
連続試合出場は簡単な事ではなく、途中、左の肩甲骨を骨折する重傷を負ったときも
全治2週間と診断が下されながらも、次の試合で代打として姿を見せ
あの江川卓の投球にフルスイングで挑んで三球三振という記録を残すこともありました
そう言えば通算三振記録は歴代8位でした(ちなみに1位はあの清原和博選手)
通算安打2543本(歴代5位で福本豊と同数)、通算本塁打504本(歴代7位で張本勲と同数)
通算打点1448(歴代10位)、通算得点1372(歴代5位)を記録しています
また、1976年に盗塁王を獲得するなど史上3人しかいない500本塁打
200盗塁(他は張本、山本)を記録し、ゴールデングラブ賞を3度受賞した
屈指のオールラウンド・プレーヤーです
通算被死球161は日本プロ野球史上3位ですが、非常に振る舞いが紳士的で
どんなに危険で痛い死球を受けても怒るどころか、左手で「いいよ、大丈夫だから」と
逆に相手投手を気遣いながら1塁へ向かうほど、人としても尊敬できる選手でした
国民栄誉賞も様々な人が受けていますが、衣笠さんもふさわしい受賞者の一人だったと思います