昨年2014年の今日6月18日、東京都議会でセクハラヤジ問題が起こったのは
記憶に新しく、未だに思い返すと不愉快になってしまう情けなさですが…
女性議員塩村文夏さんが妊娠や出産に悩む女性への支援策について
都側に質問していた際に、「自分が早く結婚したらいいじゃないか」
「産めないのか」といったセクハラ的なヤジを受けた事に端を発した事件でした
発言者は自民党会派の鈴木章浩でしたが、当初鈴木は発言を否定
自民党も発言者の特定に動きませんでしたが、世論の高まりと党内の批判を受け
後日、鈴木の名前を明かし、本人も発言を認め、謝罪・・・
この際、鈴木は会派離脱を申し出、これが受理されましたが議員辞職については否定
問題は「子供を産めないのか」といったほかのヤジ発言について鈴木が否定したことです
事件から2ヵ月後の8月19日、みんなの党は、専門の鑑定機関から、雑音が多いなどの理由で
「発言者の特定は困難」と指摘を受け、ほかの発言者特定を断念することになりました…
結局、犯人を捕まえて謝罪させる事もできず、犯人は今も尚、平然としています…
ヤジと言えば日本の国会でも、よく聞かれますが、あの 安倍晋三首相も辻元清美議員に
「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばして、この日の「NHKの午後7時ニュース」が
志位委員長の質問内容を報じないばかりか、安倍首相にとって都合のいい部分だけを
切り取って編集し、放送していたという事実。某国を思わせる悲しさです…
安全保障法案の国会審議が先月5月26日から始まっていますが、
NHKは初日の中継をしませんでした。各方面からの批判を受けて翌27日からは
ようやく一般国民も論戦が視られるようになりましたが、分かったのは、
とにかく安倍晋三首相の答弁がデタラメで、とてもまともな議論になっていないということ
何を聞かれても正面から答えずに話をそらす。明らかな嘘をさも本当のように言い張る…
バカの一つ覚えのように同じ答弁を繰り返すのは、昨日6月17日の答弁も同じ…
党首討論では、民主党の岡田克也代表が安倍晋三首相に対し、集団的自衛権の
行使容認を中心に論戦を挑んだが、ともに持論を繰り広げるばかりで
憲法学者3人が安全保障関連法案を「憲法違反」と指摘して以降、法案成立を急ぐ与党と
民主党など野党の距離は更に広がり、お互いに「質問に答えていない」と批判し合う展開…
ヤジもひどいけれど、党首討論のやりとりも大人とは思えない情けないやり取りばかり…
こんな一部の情けない議員、こんな総理大臣、こんなNHKで、世界の信頼を獲得しようなんて
それ以前に、答弁の中に、本当に国民、庶民の気持ちって考えられているんでしょうかねぇ…
戦争の正当化は有り得ないし、ごまかしで憲法を押し曲げてしまったのでは
法治国家なんて恥ずかしくて言えなくなってしまいますよね…