研究者のライフイベントを考える ―目指すべき制度改正と環境改善―
日 時: | 2015年12月1日(火) 12:40 ~ 13:45 |
会 場: | 神戸国際会議場3階 国際会議室(第15会場) |
司 会: | 井関 祥子(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科) |
講演 清水美和(日本学術振興会 人材育成事業部研究者養成課 課長代理)
ケータイをつかった聴衆参加型ディスカッション
日本分子生物学会キャリアパス委員
岩崎 渉(東大・理)、中川真一(理研)、柳田素子(京大・医)
日本生化学会男女共同参画推進委員
澤崎達也(愛媛大・工)、柴沼質子(昭和大・薬)、木村洋子(静岡大・農)
※ | 参加者の皆様にはご自身のスマートフォン・タブレット端末等から専用サイトへアクセスしていただき、ご意見を会場のスクリーンにリアルタイム表示する「ケータイアナライズシステム」を導入します。 |
※ | ランチョンセミナーの事前予約ならびに当日の整理券配布についてはBMB2015ウェブサイトよりご確認ください。 |
2010年に開催した両学会による男女共同参画企画から5年、わたしたち研究者を取り巻く制度や環境はどのように変わってきたでしょうか?女性研究者の支援制度は、いくつかの具体的な取り組みによって進展が見られた点もあります。一方で、若手研究者のライフイベントに対する制度や環境には大きな変化がみられません。
そこで、分子生物学会キャリアパス委員会と生化学会男女共同参画推進委員会では、BMB2015両学会共同企画の有意義なディスカッションにつなげることができればと「ライフイベントにあたっての問題点」に関する事前アンケートを実施しました。
集計結果より、ライフイベントにはどの年齢層でも直面しうること、そして特定の性別や職階にかぎったことではないという実態が浮かび上がってきました。ライフイベントを当事者の個人的問題として捉えるのではなく、研究環境全体の問題として受け入れて乗り越えることが、男女共同参画へとつながることは間違いありません。
今回のランチョンセミナーでは、制度の問題、職場の問題、心身の問題、家族の問題などの中で数多く寄せられた『学振制度』と『研究環境』をメインテーマに、わたしたちが目指すべき方向性を会場のみなさんと一緒に考えてみたいと思います。