第23 回日本看護診断学会学術大会の開催にあたって
第23 回日本看護診断学会学術大会を国立京都国際会館におきまして開催させていただくことになりました。
京都での開催は、2006年(第3回・近田敬子大会長)と2012年(第18回・西田直子大会長)に開催されて以来、3回目となります。第3回は実行委員として、第18回は企画委員として皆様をお迎えいたしました。この度、学術大会長として、再びこの地で本学術大会を開催させていただきますことを大変に光栄なことと思っております。
本学術大会のテーマを「患者像をつかむ!~看護診断をケアに活かそう~」とさせていただきました。医療技術の進歩や少子高齢化による社会構造の変化等に伴い、看護学に求められるニーズも刻一刻と変遷しています。地域包括ケアシステムの実現へ向けて、病いとともに生きる人の療養生活を支援する専門職として、看護職は社会から大きな期待をもたれております。このような状況下だからこそ、あらためて、看護の職能において基本となることを、看護診断に関心をもって集まってくださるみなさんとともに考えたいと思い、テーマを構想しました。
会期を予定しております7月の京都は、中断・再興をかさねて京都の歴史とともに歩んできた祇園祭りの時期です。国立京都国際会館は、京都駅から市営地下鉄烏丸線に乗っていただければ約20分で到着する便利な場所にあり、景観美しく、落ち着いて学び話し合える素晴らしい会場です。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
最後に、熊本地震で被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
第23 回日本看護診断学会学術大会
大会長 任 和子
京都大学大学院医学研究科
人間健康科学系専攻生活習慣病看護学分野