会長挨拶

第16回総会・第7回日本感染管理ネットワーク学会学術集会の開催にあたって

会長  残間 由美子
公益財団法人宮城厚生協会

坂総合病院 感染制御室

 

 この度、第7回日本感染管理ネットワーク学会学術集会を2018年5月25日(金)から26日(土)の2日間、宮城県仙台国際センターで開催させていただくことになりました。

 感染管理を取り巻く状況は、超高齢社会の到来を背景に、地域包括ケアの構築が模索されており、今ある病院間の地域連携を超えた在宅を含む地域全体への関わりが求められています。またその中での看護の役割拡大として、感染管理認定看護師分野にも特定行為研修が含まれることが検討されています。
 一方、麻疹のアウトブレイク等の輸入感染症、新興感染症、新型インフルエンザなど感染症に対する対策や薬剤耐性菌に対する国のアクションプラン(2016年―2020年)への対応など、期待される役割はますます大きくなってきています。

 このような状況をふまえ、本学術集会のテーマを「新たなSTAGEへのチャレンジ~見せましょう、ICNの底力を~」としました。時代の変化や時代から要請されていることに対応し、現状に満足することなく、前向きにチャレンジしようという意味を込めています。
 ~見せましょう、ICNの底力を~は、仙台が本拠地のプロ野球楽天イーグルスの嶋捕手が震災復興に寄せたメッセージをオマージュしました。見せましょうには、これまでの成果を見える化し、学術的に発展していきたいという思いが含まれています。

テーマにそって、さまざまなプログラムを準備しております。
 会員の皆様には、演題発表にチャレンジしていただき、「知」を「力」に変換していただけたら幸いです。

 5月の仙台は青葉がとてもきれいです。学術集会のポスターには、東北6県のおすすめ癒しスポットをご案内しました。準備委員会も皆様に楽しんでいただけるような企画を考えております。全国各地からのご参加をこころよりお待ちしております。

 最後になりましたが、本学術集会を開催するにあたり、ご指導賜ります諸先生方、企画運営にご尽力いただきます会員各位、ご支援いただきます法人会員、皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

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