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同じ日本人として許せない『弱者を食い物にする』日本人

2017-12-15 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

12月12日放送のガイアの夜明け『"絶望職場"を今こそ変える!』の回ご覧になられましたか?

4カ月前の8月9日のブログ【悲しい現実…日本の中でアジア人が強制労働を強いられている】

でも書いた腹立たしい現実…その後が番組で取り上げられていました。

 

「外国人技能実習制度」を利用して日本に来ていた中国人実習生の女性5人。10人の仲間と

2年半にわたって岐阜県の縫製工場で働いてきましたが、1日平均15時間、土日も休みなく

働かされ、未払い賃金は一人当たり約620万円。

 

働いていた縫製工場は、「破産に向けた手続きをしているため、未払賃金を支払う金がない」

と弁護士と結託して言い逃れ。それまでの工場を倒産させると、引っ越しをして別会社を設立。

未払い賃金の一部は国の制度で支払わせ、平然と同じ仕事を続けていました。あの弁護士…

資格を剥奪する事は出来ないのでしょうか…

 

縫製された服を販売している親会社を訪ねても、『法的に責任はない』と取材拒否…残念過ぎ

る対応でした。せめて孫下請け会社である縫製工場との取引停止とか、何かしらして欲しい

気もしましたが、安く仕入れて利益ばかりを求める卑しい心…姿がそこには感じられました。

思わず映像で確認できた【服】から販売元を調べてさらし者にしてやろうかと思ったほどです。

同じ日本人として、それ以上に同じ人間として許し難い実情でした…。

 

現在、国内の製造業や農業、漁業といった様々な現場を支える「外国人技能実習生」。約23

万人が日本で働いているそうですが、違法な長時間労働や、法律で定められた最低賃金を

大幅に下回る条件で雇用されているケースがあるという事は悲しい話です。

 

勿論、良い対応をしている就業先も多くあるとは思いますが、こんな一部の酷い人たちのせ

いで、頑張っている受け入れ先や就労者たちが被害を受けるのは耐え難い話です。何とか

制度を導入した国に、しっかりとした対応を取ってもらいたいものです。

 

今回、新たな情報として伝えられたのは、海外にある「送り出し機関」と、日本側の「監理

団体」と呼ばれる組織が連携して現地の人を研修し、日本へと技能実習生を派遣している

というお話。

 

日本に来る技能実習生は、日本で働くために借金をしてまで多額の費用を送り出し機関に支

払い、やって来ていたのです。中には、一人100万円を超える借金をするケースもあって、

その返済をするために、「夜逃げ」してでも条件のいいところで働こうとする実習生もいる

そうです。

 

監理団体は、海外からやってきた実習生を受け入れている企業が、違法な長時間労働をさせ

ていないか、最低賃金を下回る不法な条件で働かせていないか、といったことをチェックする

らしいのですが、その“チェック機能”の役割を果たせていないところが少なくないというの

です。ちゃんと機能している監理団体もあるそうですが、それが当たり前でないのは何故?…

 

番組の中では、ボロボロになった家を建て替えるために多額の借金をして日本にやって来て、

過剰労働を強いられたあげくに体を壊して帰省させられ、借金を返すために働いただけで涙す

る親子の姿が映されていました…。

 

このやりどころのない怒り、何とかならないものでしょうか。良い日本人だって沢山いるのに、

ほんの一部のこうした人たちの印象だけが、実習生の心の中に刻まれていく気がして・・・

あまりにも残念過ぎます・・・一日も早く救済して欲しいものです・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

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