ティータイム

親子で支える伝統の金属加工

2017-4-5 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

先月3月26日放送の未来アイズ『株式会社 武田金型製作所 / 株式会社MGNET』の回、

ご覧になられましたか?ユーチューブで話題になった武田金型製作所の動画がこちら
 

 

 


日本で一番社長が多い街といわれる新潟県 燕三条地域。三条市と燕市からなる燕三条は、

古くから金属加工が盛んな地域ですが、今、危機に面していますす。ご存知の通り、

中国など新興国の成長によって輸出が減少したうえ、安価な外国製品が増加し、ものづくり

産業は年々縮小しています。また、後継者不足の問題もあって、伝統ある地域産業を、

いかにして後世に残していくかというのは大きな課題でもあるのです。

 

金型ひとすじ39年、車のパーツから精密機器の部品まであらゆる金型を手がけてきた、

プレス金型のスペシャリスト 株式会社 武田金型製作所 代表取締役 武田修一さん。ワイ

ヤー放電加工機を使って、暑さ0.1mmの千円札を33等分にする技術というのは、本当に

信じられない世界です。

 

また、燕三条の金属加工技術を広める活動や金型でつくったオリジナルの名刺入れの

販売を行う、株式会社MGNET代表取締役 武田修美さん。武田金型製作所の高い技術を

世に広める為の会社と言っても良いでしょう。

 

父の修一さんは誠心誠意、その高い技術で金型をつくり、息子の修美さんは、真心を込めた

製品で金型をアピールし、親子、二人三脚で金型工場を支えているのです。そう言えば、

技術を全て盛り込んだという名刺入れは、私が先日行ったT-SITEでも売られていました。

 

職人さんたちの伝統技術を、時代の流れに合わせ、現代の暮らしを豊かにするため、日々

更新を続け、金属加工技術をもって挑戦する武田さんたちですが、何より親子で1つの

伝統産業を守っていけるというのは素敵な話でした。

 

親の意志を継ぐというのは、必ずしも技術そのものである必要はなく、こうして技術を

アピールする事で、その技術を学びたいと思う人が出てくれば、救われるのではないかと

そんな事を考えさせられました。

 

番組の中では父親が息子に厳しい評価をしている場面もありましたが、そんな姿さえ嬉し

そうに見えるのは、親子の絆が感じられるからなのでしょうね。
 

 

 

 

 

 

 

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