ティータイム

パン職人…その1『僕だけのパン』

2016-12-21 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

今日、明日と2日間にわたってパン職人を特集した番組からお伝えしたいと思います。

まずは、少し前になりますが、NHK10月24日放送のプロフェッショナル仕事の流儀

『僕のパンは、まだおいしくなる』から。

 

食べてみたいパン屋さんとして、1位になった伝説のパン屋さん…主役の竹内さんの

パンがなぜそこまで多くの人を魅了するのか…。その秘密は、完全オリジナルの製法で

作られる“どこにもない味”にあるとの事。

 

たとえば、定番の食パンは、通常の倍にあたる水分を加えて生地を仕込んでいきます。

極度に生地が柔らかいため、扱うだけでも相当な技術を要する上、機械での成形が

出来ないので、大量生産も不可能。手間はかかりますが、その分、もっちりとした

食べ応えとのどごしの良さにあふれています。

 

人気のメロンパンは、通常1時間程度、高温で生地を発酵させるところを、自家製の

天然酵母で、15時間も発酵させていきます。伝統の技法もセオリーも無視し、時に

邪道とまでいわれる竹内さんのパン作り。それでも、追求するのはあくまでも美味しいか

どうかだと、言い切るのです。

 

竹内さんは、自らが生み出す全てのパンに対して、この様に話されていました。

「まだ、おいしくなるんですよ。絶対。最後は本当に感動してもらえるもんが

できるんちゃうかなっていうね。絶対なるんすよね。そうなるまでがんばるから。

パンなんてどこでも売ってるわけじゃないですか。これで完成やと思ったら、もう

それで終わりじゃないですか。」

 

パンは、いつでも誰でもどこででも手に入る。その中で、自らのパンを欲してくれる

という客に、想像以上のパンを食べてもらえなければ意味が無いというのが竹内さんの

考え。そのために日々、“どこにもないパン”だけを追い求めて作り続けているのです。

 

何の取り柄もない、勉強もスポーツも出来なくて不登校になり、そこから、『ああ、

日本の社長』という番組を見るようになって、社長になるという夢 金持ちになる

という夢を持って、パン職人の道を走り、1日に千人もの客を呼び込んで1日百万円もの

売上をたたき出していきました。

 

いつしか、24時間体制でただパンを作り続けるようになると自分が崩壊してしまいます。

そうして人気の絶頂期にあった『ブランジュリ タケウチ』を閉店。本当に自分のやりたい

事に気づいた竹内さんはちゃんと納得出来るパンを提供するために完全予約販売だけの

『生瀬ヒュッテ』を3年後にオープンしていくのてす。

 

パンは僕のすべてと話す竹内さんは、良い言葉をいくつも話しておられました。

1番印象に残ったのがこの言葉。

 

『今日の限界は明日の限界ではない』

 

プロフェッショナルとはと尋ねられると、恥ずかしいそうにこう言い切られました。

『どこにもない自分にしか出来ないものを産み出し続け、

   それをさらに進化させ続けられる人』

        たゆまぬ努力がそこにはありました。 

 

 今日ご紹介したのは『僕だけのパン』でしたが、明日は、対照的な『みんなのパン』に

ついて、同じようにテレビ番組から御紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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