ティータイム

テプラの会社『キングジム』の開発会議

2016-6-16 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

つい先日のがっちりマンデーをご覧になりましたか?事務の王様「キングジム」が

取り上げられていましたね。文具だけで売上げ330億円!名前は知らない…

という方でも、青いファイルや簡単に文字入りのシールが作れるテプラはご存知の

はずですよね。超ロングセラーとなる2つを支える、地道な開発の裏側も取り上げ

られていましたが、面白かったのは、独創的なヒット商品を生み出す「開発会議」

でした。

 

そんなキングジムの開発会議は3段階で構成されていました。

 

第一段階の会議 否定はせず違った角度からアイデアを出し合うことで、今一つの

アイデアでも、思わぬ商品に化けていくことがあります。反応が良かったアイデアの

細かい部分を考え第二段階の会議へ…。

 

第二段階の会議 商品開発部部長&開発本部長も参加してチェックしていきます。

商品が儲かるスキマを狙っているかどうかを判断していくのです。
 • スキマが大きいもの 大手が参入
 • スキマが小さいもの 商品が売れない
 • 後発でスキマを狙う 作っても儲からない
開発本部長はこう話されました。『これを売ったら次は何があるの?ちょっとした

アイデア品なんていくらでも思いつくじゃない。でもそれってビジネスとは

違うよね。』冷静に見つめ直せる良い問いかけでした。

 

第三段階の会議 選び抜かれたアイデアが最終ステージを迎えていきます。

役員と「営業」「経営」「物流」など各部門の責任者にラスボスの社長が出席。

第二段階よりも厳しい展開になるのかと思いきや笑顔に溢れ、和やかなムードで

話が進められていき、アッサリ提案の9割以上が承認されていくのです。それに

ついてキングジムの宮本社長は、こう話しておられました…。

 

『最後は連帯責任を負うための会議なんですよ』と、素敵なお言葉。

 

売れるかどうか疑問に思うような商品が多い。最後に役員全員一致で通した

事によって、仮に売れなくても担当者の責任に押し付けない。そのための会議。

スキマ狙いのキングジム商品は10個に1個売れても上々。例え売れなくても

連帯責任。だからこそ、失敗を恐れず斬新な発想で商品開発に取り組める。

何よりもこの皆んなで責任を負って1つにる、良いじゃないですか。
 

 

 

 

 

 

 

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